【短編版】現聖女ですが、王太子妃様が聖女になりたいというので、故郷に戻って結婚しようと思います。

著者:和泉鷹央

 聖女は十年しか生きられない。
 この悲しい運命を変えるため、ライラは聖女になるときに精霊王と二つの契約をした。
 それは期間満了後に始まる約束だったけど――

 一つ……一度、死んだあと蘇生し、王太子の側室として本来の寿命で死ぬまで尽くすこと。
 二つ……王太子が国王となったとき、国民が苦しむ政治をしないように側で支えること。

 ライラはこの契約を承諾する。
 十年後。
 あと半月でライラの寿命が尽きるという頃、王太子妃ハンナが聖女になりたいと言い出した。
 そして、王太子は聖女が農民出身で王族に相応しくないから、婚約破棄をすると言う。

 こんな王族の為に、死ぬのは嫌だな……王太子妃様にあとを任せて、村に戻り幼馴染の彼と結婚しよう。
 そう思い、ライラは聖女をやめることにした。

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