通りがかりの俺は、不良に絡まれたお姉さんを助けてみたのだけど、俺に惚れたりはしなかった。やはり物語と現実をごっちゃにしてはいけない

著者:久野真一

 俺、羽生浩二が駅の近くの道を歩いていると、不良に絡まれた綺麗なお姉さんを見かけた。
 まあ、もののついでだし、人助けも悪くない。
 そう思って、助けに入って不良を追っ払ったのだけど、お姉さんは、足早に去ってしまった。
 「ま、現実はこんなもんだよな」
 少しだけがっかりしつつ、でも爽やかな気分で場を後にした俺だけど、その後、思いも寄らない出来事があったのだった。

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