「オーレリア・ユタン公爵令嬢! 義妹を虐めてきた、きみとの婚約は破棄する!」
夏至の夜宴で婚約相手であるシリル殿下に宣言され、あわや捕らえられそうになったオーレリアは、無実を主張するも通らない。一か八か逃走をはかった彼女は、不思議が起こると言われる"鏡の回廊"を走り抜ける。
その時、突然の地震に巻き込まれ、気が付くと鏡の世界に!?
こちらのシリル殿下はオーレリアに優しくて、義妹は私に懐いている?
帰りたくなくなるけれど、でも、自分の世界と向き合うべく意を決したオーレリアに、鏡世界の殿下は、特別な指輪を渡す…。
ファンタジックな短編です。どうぞお楽しみください!
レビュー