『反射』使いは生き延びたい~敵キャラに転生した俺は、それでも魔王に支配される未来を変えたい~

著者:藤田作文

 ある日、とある世界で一人の男が命を落とし、転生を果たした。

 そこは、彼の世界において『魔王に敗北し支配された過去の歴史』を舞台とした『物語』の世界だった。

 加えて、転生後の名は──『バルトロメ』
 「傲岸不遜」「これ以上無い外道」と言われた、悪名高い魔族の体で生まれてしまったのだ。
 その身は『反射』という、反則的な魔力を有していたが……作中屈指の嫌われ者である彼には死の未来が確定されていた。

 しかし幸い、記憶が復活したのは彼が知る『物語』が始まる数年前。今なら約束された死の未来を回避することも可能だろうと考えた彼は、生き延びるために動き出す。
 同時に『物語』のラスト──人間が魔王に敗北する未来すらも変えるため、今日も彼は理想に向かって邁進する。

 魔族への生け贄は逃がし、奴隷を使い潰す悪徳貴族からは奴隷を解放し、『物語』で彼を殺した少女の領地を救いつつ……未来予知に近い原作知識という手札を潰さないため、誰からも嫌われたまま。

「──全ては自分が生き残るため。だがどうせなら、悪役でも……より良く生きたいのは当然だろ?」

 だが、彼は生きることに必死で気付かない。その世界は、彼が思っているより少しだけ──バルトロメに優しいものであることを。

 ※総合日間ランキング二位取れました。

 ※試しにタイトルを変えました。旧題『『反射』持ちの敵キャラが強すぎたから殺したいのに死んでくれない!~本の世界に転生したと思ったら、作中屈指の嫌われ&死亡フラグを持つ悪役だったのでどうにか生き延びたい~』

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