国の大公が処刑された数日後。大公家の一人娘だったミリィは、怒りに満ちた『自称・悪役令嬢』のアンジェリーナに杖を向けられていた。
「全部終わったはずなのに、ハッピーエンドになんないのは『ラスボス』のあんたが生きてるからじゃないの!?」
叫ばれた言葉の意味を理解できない中、アンジェリーナに殺されてしまったミリィ。
しかし、目が覚めると彼女は3年前に回帰していた。
「『悪役令嬢』、だったかしら。…………絶対に許してあげない」
そうして始まった第二の人生を好きに過ごしていくうちに、少しずつ周囲にも変化が見え初め……。
時が巻き戻った世界で、不器用な『ラスボス』ミリィが、図らずも充実した学園生活を送ってしまう物語。
レビュー