悪役令嬢は嫌なので、登校拒否しようとしたら医務室助手になりました。

著者:花煉

7歳のある日、レイラ=ヴィヴィアンヌは前世が日本人であることと、今ここに居る自分が乙女ゲームの中に出てくるキャラクターであることを思い出した。
その乙女ゲームの中に出てくるレイラ=ヴィヴィアンヌは、乙女ゲームでいう、ライバルキャラや悪役令嬢と言われるキャラなのだけれど、残念なシナリオと言われた作品だけあって、影が薄いキャラクターだと言われていた。
シナリオにおいてレイラは特に悪事を働かないため、存在意義とは!?と言われる程、無駄に消費されるキャラクター。
境遇が酷すぎると専らの噂で、兄のルート以外では1人の被害者として死ぬという運命だったのだ。
影が薄いなら殺さないで!!という嘆いている訳にも行かず、ならば魔術学園に入学しなければ良いのでは!?と思い至るレイラ。
まだ7歳ならば巻き返せると、通信過程で卒業資格を得てしまえばという考えに行き着いた彼女は、見事に卒業資格を得るが、やはり父には許してはもらえない……。
本気で家出しようとした折、母から1つの案を提示される。

「叔父様の助手として学園で手伝いつつ、実技試験をこなせば許してくれる!?」

ようするにシナリオと違えば良いのだから!とその提案を飲むレイラは知らない。
入学式前日、メインヒーローの王太子が一目惚れしてくるということを……。

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