伯爵家の長女だったセリーナは、突然の事故で家族を失った。爵位を引き継いだ叔父夫妻に引き取られたものの、そこで待っていたのはとても辛い日々。
そんなある日、夜会で伯爵家から濡れ衣を着せられ絶縁宣言されたあげく、一連の様子が血濡れの魔公爵と呼ばれる青年の目にとまってしまう。圧倒的な才と美貌、身分をもってしても恐怖から人が寄りつかない彼に「どう扱っても文句の出ない都合のいい妻」として連れ去られ絶望するセリーナ。しかしその先で待っていたのは……?
美味しい食事にふかふかのベッド、優しい使用人達。さりげなく与えられる気遣いと言葉。
これって幸せでは?
むしろ魔公爵様、すごく素敵な人で惹かれずにはいられません!
*※これは悪逆非道と思いきや根が親切で真面目なヒーローと、そんな彼の優しさに気がついて慕うヒロインの、お互いが気になって仕方ない日々のお話※*
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