彼女たちを失望させ続けたので、これ以上迷惑をかけないように消えようと思ったが、なぜか大学まで追いかけてきた件 「俺がすべて悪いのにどうしてそんなに辛そうな顔をしているんですか?」
高坂氷真は常に誰かに迷惑をかけて生きてきた。
実母と義父には失望を、義姉には煩わしさを、幼馴染には呆れを、親友には不快感を…
大学に行ったら一人暮らしをして、そのまま誰にも知られない土地で一人で生きていこう…
…そう思ったのだが、
第一志望だった国立大学は受験すらできずに落ちて、受かった大学は義姉のいる滑り止めの私立大学だけだった。
義姉の美波との二人暮らしでは迷惑をかけないようにしつつ、バイトで金がたまったら出て行こうと思ったのだが、なぜか同じ大学に進学していた柳瀬川と朝霞が俺にかまってくる。
カクヨムにも掲載中。
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