聖女のリリティアは祈りの儀式当日、猫のハルと一緒に皇宮の壁を越えようとしていたところを聖騎士団長のルシアンに見られてしまう。
なぜそんなことをしていたのかルシアンに聞かれたリリティアは「お前は今日でクビだ」と大神官に言われてしまったことを話す。
クビの理由を聞いてみると"歌声が音痴で女神様がお怒りだから"とのことらしい。
リリティアのいない祈りの儀式は上手くいかず周りが困惑する中、魔物が出現したとの報告まで入り混乱してしまう。
すると聖女の一人であるマリアベルがリリティアを見つけると大きな声を出した。
「あそこにいるリリティアが女神様のお怒りを買ってしまったのです!」
と、リリティアに責任を押し付けてしまう。
けれど、女神様のお怒りは違うことのようで……?
音痴と言われた聖女、リリティアのおはなしです。
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