王女のお祝いの裏側で

著者:高月水都

 10年前聖獣に見初められた王女の元に聖獣が迎えに来るお祝いがされているが、ティナには関係ない。顔全体に追っている火傷でまともな仕事がない彼女は祭りよりもその後の残飯で食べるものが手に入るかどうかしかなく、ゆっくり休もうとしたら一人の青年が泊めてほしいと現れて――。

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