お仕えしている皇家一の問題児と名高い第二皇女様の様子がおかしい 2

著者:重原水鳥

『お仕えしている皇家一の問題児と名高い第二皇女様の様子がおかしい』でスキップされた第二皇女のやり返し話の一つです。  /  【前回と同じあらすじ】悪辣な第二皇女。帝国の皇族が住まう宮殿で働く者なら、知らぬ者はいない恐ろしい名前である。強欲、傲慢、我儘。自分の気に入らない事が起きるとすぐに物を壊し、人を殴る。気まぐれに、人を殴る。そんな皇女の元で働きたいという使用人がいるはずもなく、宰相は苦肉の策で第二皇女宮で働く使用人の給金を二倍にした。それでも人の入れ替わりは激しく、必要な人数より遥かに少ない人数しか、使用人はいない。そんな第二皇女宮で働くお金が大好きな侍女アシュリーは、ある日皇女に三時のお八つを運んだのだが、第二皇女の様子はなんだかおかしくなっていて……。「侍女長、クビ」第二皇女はまるで人が変わったようになり、周囲にいる自分を舐める人間や裏切者たちに処罰を与えていくのだった。

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