賭けものになった側妃

著者:真昼

負け犬側妃。それが、ネレイスに与えられた称号だった。
美しく才能に溢れ、婚約者であった王太子にも従順に尽くし続けた辺境伯の令嬢、ネレイス・オウディアスは、けれど婚約破棄され、正妃ではなく側妃として執務をこなす事、手柄を全て王となった王太子に差し出すことを要求される。それは彼女の母が平民で、貴族の血を半分しか引いていない故だった。
健気にも国のために尽くし続けたネレイスだが、一年近くたった日、転機が訪れる。国王とのある賭け事に勝利した結果、隣国の美貌の帝王が彼女を連れ帰ると言い出してーーー。

*ヒロインもヒーローも既婚者です。

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