前世の記憶を持っているお嬢様ことソフィアは8歳にして実の父と母を亡くした。
血縁者である家族はソフィアの兄2人だけとなってしまった。ソフィアも兄2人も葬儀の時は悲しみに明け暮れた。しかし、ソフィアはいつまでも感傷に浸っては入られなかった。
父と母を亡くしてすぐに兄2人は騎士育成のための寮へと移り住むことになったからだ。
ある日余命宣告を受けた。ソフィアは一年以内に死ぬらしい。ならば自分のやりたいことをしよう。
それは前世でとてもお世話になった公爵様だった。
「病気で死ぬくらいなら、殺してもらえばいい」
前世助けてくれた公爵は今や英雄であり冷徹悪魔と呼ばれる騎士団長になっていた。
そんな公爵ならば自分を殺してくれるかもしれないと思い、ソフィアは公爵家へ向かった。
公爵家ではどんな生活が待っているのか。
これはソフィアが本当の意味で救われるまでの物語
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