どうせ没落しますので。……と思っていたら、不審者がやってきました。

著者:紫嶋桜花

──上等だ。
一緒に沈んでもらおう。

正統な伯爵家の血を引くフローレンスは、入り婿である父や後妻、義妹から虐げられていた。
ぼろをまとった屋根裏での生活を強いられ、仕事を押しつけられる日々。
しかし、このようなことがいつまでも続けられるわけがない。
フローレンスは切り札を抱えて、自分もろとも義理の家族を破滅させる日を待っていた。

……そこに、不審者としか言えない少女が現れるまでは。
「ごきげんよう、お食事のさなかに失礼」
「えっ」

フローレンスの覚悟はどちらに転がるのか。
不審者の少女が暴いた真実とは?

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