冷遇花嫁の離縁状〜さようならを言いに来たのに、夫は私を離してくれません

 夫の顔も知らぬまま嫁ぎ、義実家で働き詰めのクララ。結婚三年目のある日、実家から離縁を提案される。今なら『白い結婚』として書類一枚で離縁できるのだという。最後くらい顔を見たいと思ったクララは離婚を決意して義実家に内緒で家を脱出、直接離縁状を届けるべく旅をする。
 だが対面したクララに対し、出迎えた夫はクララを見て首を傾げた。

「俺結婚してたの? 聞いてないんだけど」
「え」

 どうやら夫は知らないうちに義実家によって勝手に結婚させられていたらしい。事実関係がはっきりするまでクララは夫と暮らすことに。突然の生活にもかかわらず、夫はクララを受け入れ、これ以上なく溺愛する。
 だが夫はクララを外に出さなくなり、外界との連絡すら止めてしまう。実家からは「その男は危険だ」と手紙が届く。優しい夫と実家、どちらを信じればいいのか?

 謎解き風味の軟禁溺愛ハッピーエンド物語です。

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