【第一部あらすじ】
伯爵家の長男として生まれたベルナール・レインバードは騎士として日々励んでいたが、訓練中の事故により騎士としての道を閉ざされた。騎士団を退団したベルナールは弟の夢を叶える為、再び次期当主として立つ事を決意する。
同じ頃、伯爵家の長女として生まれ次期当主となるはずだった『氷の令嬢』ウルスラ・アッシュフィールドは婚約者が自分の妹と子を成した事をきっかけに己の婚約を自ら白紙に戻した。
常に無表情なウルスラは淡々と妹に全てを譲り、胸中で家を出る事を決意する。
互いに『傷』を抱えた二人が出会い、絆を深めて結婚し、共に生きていくお話。
【第二部あらすじ】
結婚後、レインバード領で新たな生活を始めた二人に届いた二通の手紙。
伯爵令嬢マリアンヌと騎士見習いのマイケルという二人の子供を預かる事になった二人は、初めての事ばかりで戸惑いながらも、日常の中で生まれる問題に一つ一つ向き合っていく。
『傷』を癒した二人が新たな一歩を重ねていくお話。
※短編「伯爵夫人は笑わない」を長編用に練り直した作品となります。多少短編版と異なる点がありますが大筋は変わりません。
【電子書籍化】第一部が2024年4月28日エンジェライト文庫様より刊行となりました。表紙は鈴木理華先生が担当して下さいました。よろしくお願いします。
レビュー