そんなに私と顔を合わせたくないのであれば、今すぐあなたの元へ行って離婚して差し上げます

結婚したあの日以来全く姿を見せない夫。
一年が過ぎ、二年が過ぎ……結局五年の月日が経っても屋敷に帰ってくる事は無かった。

いくら政略結婚とはいえ、これでは嫁いだ意味がない。
いい加減に業を煮やした私は離婚届けを持って、どこに居るのか分からない夫を探す旅へと出る。

その途中で出会った傭兵の男性を護衛として雇い、やっとの思いで夫の元へとたどり着く。

しかし、そこにあったのは――見知らぬ女性や赤ん坊と仲睦まじく過ごす夫の笑顔だった。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー