捨てられた回復魔法の愛し子と、裏切られた災厄の黒竜姫が出逢ったら

著者:サンボン

 西方諸国の列強国の一つ、ハイリグス帝国の第六皇子として生まれた“ギルベルト”は、皇宮内で役立たずと呼ばれ、皇子とは名ばかりの、使用人以下のみじめな生活を送る。

 それでも彼は、自分は幸せなのだと信じていた。
 皇宮で暮らして生きていられるのは、父である皇帝が守ってくれているからだと。

 でも、そんなギルベルトの想いも虚しく、初めて対面した父に、数多くの魔獣が生息する“暗黒の森”に捨てられてしまう。

 絶望し、生きることを諦めてしまったギルベルト。
 そんな彼は捨てられた森で、傷だらけで倒れる巨大な黒い竜に出会った。

 それは、配下に裏切られ、全ての竜から見捨てられた竜の国の王女“メルセデス”だった。

 これは、父に捨てられ絶望した小さな少年が、裏切られ見捨てられ絶望した竜姫に愛され、ついに幸せをつかむ物語。

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