追放生活って、最っ高に自由ね ~そして今日も、氷の女王はド田舎で優雅にお茶を飲む~

著者:一ノ谷鈴

 氷の女王の二つ名を持つ公爵令嬢ディディアルーア。彼女は今、田舎の町に送り込まれようとしていた。王子との婚約が白紙になったことで、父である公爵の怒りを買ったのだ。
 大きな町からは遥か遠く、人々は手つかずの大自然に囲まれ、細々と畑を耕して生きている。そんな町に放り出されたディディアルーアは、しかし少しも動じてはいなかった。
「これで自由! 王子の婚約者としての立場からも、口うるさいお父様からも!」
 彼女はそう言って、静かな田舎暮らしを満喫することにした。しかしそこに、彼女と縁のある者たちが次々とやってくるようになった。そうして気がつけば、王子までもが姿を現して……。
 今、平和そのものの田舎町始まって以来の、とんでもない騒動が繰り広げられようとしていた。

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