主人公は政略結婚をした貴族令嬢。白い結婚を受け入れたものの、浮気を隠せていない夫に苛立ちを覚えている。そこで彼女は夫に一泡吹かせるために、ちょっとした悪戯を思いつく。
湖での散歩に手作り弁当、移動遊園地の観覧車。卒業した学園のかつてのルームメイトから最新の流行を聞いておくことも忘れない。
自宅のベランダから庭のプールに向かって紙飛行機を飛ばしながら、彼女は当日のイメトレを繰り返すのだった。カレンダーの決行日には口紅で鮮やかな赤丸がつけられている。
擦れているようで意外とほだされやすいヒロインと、ヒロインのことが好きすぎて、緊張のあまり何も言えなくなってしまったヒーローの恋物語。ハッピーエンドです。
レビュー