車にはねられて命を終えた「私」には前世の記憶がある。前世の私は人の暮らしに理解のない魔女で、偏屈な継母だった。
今世で人として暮らした経験で娘を不幸にしたのを自覚した私は、今度こそ家族を大事にしようと思っていたのに志半ばでこの世を去った――と思ったら、三度目の転生を果たしていた。
魔女、平凡な会社員と続き、三度目の生は王族らしい。大事に育てられているものの、父も母も見たことがないと思っていたら、ようやく会った母親は、なんと前世の娘だった!
魔女の死を乗り越えて幸せに暮らしているかと思いきや、娘は全然幸せそうではなくて。
おいこら娘婿、一体なにがどうなってるの!?
前々世、後悔だらけだった赤ちゃん王女の奮闘は始まったばかり。
※青空文庫様に掲載されている童話「ラプンツェル」を参考にさせていただいていますが、多少独自改変があります。
※このお話の舞台はファンタジーの世界であり、現実の歴史とは一切関わりがありません。
作中に出てくる文化・習慣・宗教・風俗等は全て架空のものです。
あくまで創作上のものとして楽しんでいただければ幸いです。
カクヨム様にも投稿しています。
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