嫌われ妻のはずが、夫が今日も話の続きをせがんできます

結婚して一年、これまで一度も帰って来なかった夫が、怒りの形相で現れた。
「この手紙はどういうことだ」
彼が冷ややかな怒りをまとわせて、紙面を突き出してくる。
そこにはこう書かれていた。

『夫ヨ スグ戻ルベシ サモナクバ オ前ノ エリーズ 殺ス』

「カロリーヌ――エリーズ王女を殺すと書くなんて、正気か?」
彼が問い詰めてきたので、カロリーヌはこう答えた。
「説明が難しいです……七日後に、事情をお話しできますが」

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