二人の妻に初めから裏切られている男

著者:瀬崎遊

アレイスは学生の頃、本当に好きな人がいてたった一度の思い出が欲しかった。軽い女のふりをして一度身を任せて思い出を作った。
そのあとすぐ父に売られて十五歳年上のシールスに十五歳の誕生日に名実ともに結婚した。
シールスにはアレイスと年の近い娘、エリーナがいるのだけど、年の近い母親は認めらないのか、近寄ってはこなかった。けれど父親であるシールスとも関わりを持っている姿を見ることなくエリーナが結婚することになった。
エリーナの母親も結婚式に参加していたが、誰も祝いの言葉を掛けなくて不自然だった。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー