卑しい仕事をする姉ですが、妹が公爵令息様に目をつけられたようです(私の仕事がバレたら、逮捕されてしまいます)
マリエラ・ニルニーシュ男爵令嬢は、『夢喰い』の能力を持つ。他人の悪夢を吸収するそれは卑しく恥ずかしいものだと教え込まれ、暗い部屋で夜な夜な客の悪夢を食い続ける日々を送っていた。
ある日、夢の中で金髪の青年・ルカ・アンドヴェーラ公爵令息と出会う。夢で客以外の人間を見るのは初めてで不思議に思っていると、彼は何度も夢に現れ、ついには現実で妹に婚約を申し込みにやってくる。マリエラは彼が自分を捕まえに来たのだと思い込み、恐怖する。しかし夢の中に続けて出てくる彼はなぜかマリエラを労り、心身を癒やしてくれて……?
「必ず迎えに来るから。今はどうか、生き延びて」
「はい(生き延びて、罪を償えということかしら?)」
世間知らずで少しぽんこつな籠の鳥令嬢が用意周到な聖騎士様に救い出されるハッピーエンドです。
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