カラゴル博物館。
それは腐らないように処置された遺体が数多く展示される、風変わりな博物館である。
これはその展示物の一つ、『聖女の行進』についての物語――。
聖女マリーズは婚約者であるアドリアン王子から婚約破棄を言い渡された。アドリアンはマリーズの妹フェリシーと新たに婚約し、マリーズを追放すると宣言する。神殿から追い出され辺境で治癒師として働くマリーズだったが、届いてくる妹の噂は彼女が思い描いたような生活ではなく……?
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※ 死体に関する描写があります。ご注意ください。
※ アルファポリスにも投稿しています。
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