ゴミスキル《過去視》、廃品回収で掘り出した力が無双への第一歩だった

突然現れたダンジョンゲートと共に、人類に目覚めた「魔法」。その力を持つ者は《冒険者(ストレンジャー)》と呼ばれ、人類の希望としてダンジョン攻略に挑んでいた。

だが、俺――天城蓮が与えられたスキル《過去視》は、1秒前の過去を視るだけの「ゴミスキル」。役立たずと笑われ、学校でも孤立する日々を送っていた。

そんなある日、同級生で学園のエース・月宮朱音を追ってBランクダンジョンに足を踏み入れるが、モンスターに追われ逃げ回るばかり。そこで偶然見つけた朽ち果てた杖を手に、俺は家で《過去視》を試すことに。

1秒の過去を重ね続ける徹夜の果て、杖は「封印の開放」によってAランクの伝説の武器へと進化した。

俺のスキルには、失われた価値を掘り起こす力がある――そう確信した俺は、新たな可能性を求めて廃品回収施設へ向かう。

もういらなくなって朽ち果てた廃棄アイテム。誰もが見向きもしない放棄品。使い物にならなくなった高級なジャンク武器――そういった、「誰も必要としないもの」を俺は集めまくっていく。

落ちこぼれの少年が落ちこぼれアイテムを生まれ変わらせて、世界の常識を覆していくダンジョンファンタジー!

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