先の女王コーネリア・イング・リッシュアンの困惑~わたくしは王宮警備騎士団長の婚約者のロッタ嬢ではなくてよ?~

著者:赤林檎

平凡な茶色の髪と瞳のコーネリアは、先王の急な逝去により、五歳の時に半年間だけ女王を務めた。

コーネリアが国王主催の舞踏会に出席し、王宮警備騎士団長のトマスと話をしていると、侯爵令嬢のマルティナがやって来た。

どうやらマルティナは、コーネリアをトマスの婚約者のロッタだと勘違いしているようだった。

先の女王であるコーネリアに嫌がらせをするマルティナ。

「マルティナ嬢、この方はロッタ嬢ではない」

その夜、一人の令嬢が、自ら破滅への道を突き進んでいった。

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