魔物使いの娘

第2回ドリコムメディア大賞【大賞】受賞。
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「人間って、本当にわからないですから」

原初にして最強の魔女の直系たる少女、リーンは、俺にそう言った。

冒険者とは合理的な生き物だ。
だから俺は――――ハクラ・イスティラは、こいつとは多分相容れない。

己を貫くが故に唯我独尊で。
人として生まれたが故に正義で。
魔に寄り添うが故に不合理で。
共に生きるが故に孤独だった。

魔物と冒険者が争い合う世界において。
リーンはたった一人――――その間に立つ者、即ち。

『魔物使いの娘』だった。

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2024年12月10日 ドリコムメディア様から
「魔物使いの娘 ~緑の瞳の少女~」として単行本が発売いたします。
加筆修正頑張りましたので、お手にとっていただければ幸いです。

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