初恋×今恋 高校に入学したら昔、水をぶっかけた初恋の女子が右隣の席に座ってた。朝、起こしに来る幼馴染みは左隣に座ってる。

小学校6年生の時、俺は教室でお漏らしした初恋の女の子を守るために水をぶっかけた。
滅茶苦茶怒られて、まるで逃げるように転校した。

その子にお別れを言いたかったけど許されなかった。

それから4年。
転校した先で、家が隣で仲良くなった幼馴染みの小鳥遊小春とともに、俺は高校生になった。

小春は明るくて可愛くて笑顔が素敵で、すごくモテる女の子だ。
転校してからずっとクラスも同じで、いつの間にか俺は小春に強く惹かれてしまっていた。

だから初恋との決別の意味も込めて、もし高校でも小春と同じクラスになれたら告白しようと、俺は並々ならぬ決意をしていた。

だけど小春と同じクラスになって喜ぶ俺に、運命のいたずらが舞い降りる。

隣の席にあの子がいた。
過去にしようと思っていた初恋が、俺の中で瑞々しく色を取り戻していく。

俺の右の席には「初恋」の女の子。
左の席には好意を抱いている「今恋」の幼馴染。

しかも2人とも、どうやら俺のことが好きなようで――⁉

(*)カクヨム先行です。

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