愛しき冷血宰相へ別れの挨拶を

著者:川上桃園

「どうかもう私のことはお忘れください。閣下の幸せを、遠くから見守っております」
 とある国で、宰相閣下が結婚するという新聞記事が出た。
 これを見た地方官吏のコーデリアは突如、王都へ旅立った。亡き兄の友人であり、年上の想い人でもある「彼」に別れを告げるために。
 だが目当ての宰相邸では使用人に追い返されて途方に暮れる。そこに出くわしたのは、彼と結婚するという噂の美しき令嬢の姿だった――。

 これは、冷血宰相と呼ばれた彼の結婚を巡る、恋のから騒ぎ。最後はハッピーエンドで終わるめでたしめでたしのお話です。

完結まで執筆済み、毎日更新

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