王妃様のお仕事は

著者:桃巴

王妃様のお仕事は

聖女、商人、看板娘、果てはギルドの受付嬢!?

ベラクルス国王クランベルトは、嫡男ケインの立太子を祝う宴席でやらかした。
泥酔したクランベルトは、『私は引退したいのだ』と叫び、王太子となったケインに『さっさと結婚しろ』と続け、『私も再婚したい』とくだを巻く。
『王太子のために、どんどんわんさか才女を寄越せ!』と杯を掲げ、高らかに告げるという失態付きで。

自称才女が押しかけてくるベラクルス国に、ラレーヌ国の姫アルメニアが輿入れしてくる。
お相手は王太子ケインでなく、国王クランベルトであるが。
『王太子のハーレム』と化した王城は、てんやわんやの大騒ぎ。
「この騒ぎが鎮静した頃にまた来ますわ! クランベルト様によろしくー」
と、未来の王妃様は出奔するのだった。

アルメニアとクランベルトは運命の出会いをすることになるのだが……

野に放たれた王妃様(未満)の冒険が幕を開けた。

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