夫に離縁を申し入れたら若い女性を連れて帰ると言うので出て行った話

著者:千東風子

人生ままならない。
本当に……ままならない。

深い溜め息はやがて嗚咽になってしまう。散々泣いたのに、涙が尽きることはない。

『客人一名と共に帰る。二十歳の女性だ。屋敷で一番良い部屋を用意し、滞在に不自由のないよう準備しておくように』

二十歳の女性を連れて帰り、屋敷で一番に良い部屋を整えろ。
それは、私に部屋を……屋敷を出て行かせるようにとの指示だ。

離婚。

確かに、それを望んだのは私からなんだけれども。
離婚を望んだ私の手紙には返事を寄越さずに、女性を伴って帰還するとは。

じれじれのすれ違いものです。
主人公が闘病します。苦手な方は回れ右をお願いいたします。m(_ _)m

みきり発車ですが、完結までお付き合いいただければ嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
m(_ _)m

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