溺愛する契約妻との離婚を回避するため、口下手侯爵が記憶喪失のフリをしたところ

 弟が成人するまでの期間限定で侯爵位を継いだウォルター。彼は権力目当てで近づいてくる貴族たちを排除するため、貧乏令嬢メリルと契約結婚をすることに。優しく朗らかなメリルに惹かれるウォルターだったが、口下手なあまりほとんど会話ができず、視線も合わせることができない。
 なんとかメリルを繋ぎ止めたい――契約終了が差し迫ったある日、彼は『メリルのことを忘れてしまった』というとんでもない嘘を吐き、これまで口にできなかった褒め言葉や感情を必死に伝えはじめる。
 そんななか、ウォルターの弟が「メリルに求婚する」と言いはじめ
――?

※タイトル変更しました

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