妹が急に「私は異世界からの転生者です」とサバの味噌煮定食を作ってきた。

著者:有郷 葉

侯爵家の長女アンジェリカには溺愛している妹のエミリアがいた。
そのエミリアが婚約破棄されたのをきっかけにまるで別人のように性格が変わってしまう。

一人では何もできなかった彼女が活発になり、挙句、世界を回る旅に出ると言い出した。

妹に旅立ってほしくないアンジェリカは当然ながら阻止に乗り出す。

ところがその時、エミリアがサバの味噌煮定食なる謎の料理を手に部屋へ。彼女の口から語られたのは衝撃の事実だった。

(約3500文字短編)
以下、エミリアサイドあらすじです。

侯爵家の次女エミリアは婚約破棄されたショックで不思議な現象を体験する。

気付けばなぜか時間が二十四時間巻き戻っていた。
それと同時に封印されていた記憶が甦り、事故死でこの世界に転生したことを思い出す。さらに、その際に神様らしき存在から時間を戻す力を授かったことも。

自立心も取り戻したことから、エミリアは旅に出る決意をする。

その出発の前に大きな兎の魔獣と契約を交わす運びに。契約の恩恵で、死の間際の体感時間が百倍になる、という能力を得る。
エミリアの持つ、精神が追いこまれると時間が戻る、という能力と合わさって(頑張れば)ほぼ不死身のような体質になった。

これは、数々の死線を巻き戻して(ギリギリで)乗り越え、そして、その度に魔力が高まっていく令嬢エミリアの物語。

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