婚約破棄の件、しかと承りました。もともと祖父の遺言に従った政略結婚ですもの、破りたくもなるわよね。でも、困るのは貴方ですよ?どうなっても知りませんから。どうぞ転落の人生をお楽しみくださいませ。

著者:大濠泉

私、レオナ・マハル公爵令嬢は、学園の卒業パーティーで、婚約者プルート・ヴィタ生徒会長から、いきなり婚約破棄を宣言されました。
「君との婚約は、親同士が勝手に決めたことだ!貴女に愛情を感じたことはなかった。副会長のアローナ嬢との『真実の愛』に目覚めたんだ!」と。
だから、私は言ってやったんです。
「プルート生徒会長様。婚約破棄の件、しかと承りました。もともと祖父の遺言に従った政略結婚ですものね。私、レオナ・マハルはなんとも思ってません。ただプルート様。婚約の際に付随された契約に、貴方に貸した、このトロン学園への入学や、貴族家の令息としての体裁を揃えるために使った、その他諸々の費用は、婚約が破棄された場合には、即、全額返済させてもらうことになっていますから、そのことはお忘れなく。……それに、私と貴方の婚約を決めたのは、親ではありませんよ。互いの家の祖父です。でも、そんな事情は、もはやどうでも良くなりました。私は過去のしがらみから解き放たれたのです。ありがとうございました」と。
私は、婚約破棄をされて、せいせいしていたんです。
結局、様々な事情から、元婚約者プルートは、貴族家の令息としての立場から転落していく事態となって、青褪めることに。
彼は自分の父親からも、
「なんとしても婚約破棄をなかったことにしろ!」
と激怒され、仕方なく私の許に謝りに来る羽目になってしまいました。
とはいえ、プライドが高く、本心では謝りたくも、復縁したくもない、元婚約者プルートは、色々と悪あがきを始めます。
ですが、私、レオナが、それを許すはずもなくーー。

※ざまぁ系のストーリーです。

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