守りたい人がいたの。画面の向こう側の人だったし、電源オンオフができるそこに命はなかった。
誰にも気づかれないところで努力して、辛い生い立ちでも腐ることもなく、顔を上げて生きている姿が、ゲームの中とはいえ本当にかっこよかった。ビジュアルが刺さっていたのも大きいけれど、そういう努力ができる人に弱かったんだ。
ルート分岐によっては選ばれない。もちろん、推しだけではなく他のキャラクターたちもそう。
そりゃね、選ぶ人がいれば選ばない人もいるでしょうよ。
成績と点数と内申点で判断される受験だって、数々の視点でふるい落とされる就職活動だって、いかに頑張れるか、やれるかのアピールができなければ選ばれることはない。
でもね、選ばない人がいるのなら、選ぶ人もいる。よく言うでしょ、捨てる神あれば拾う神あり。そんな御大層なものではないけれど、少しでも助けになることができたなら。
転生したシェイティは自らに、そしてあなたに問いかける。
「悪役令嬢なんて、どこにいるの?」
悪役令嬢、どこにいる?
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