君は愛するに値しない――
婚約破棄の言葉を、侯爵令嬢ソフィアは冷静に受け入れた。
夜ごとアトリエに籠り、月光と星屑から国宝の魔法インクを調合する彼女にとって、価値を理解しない男は不要だったからだ。
実家を飛び出し、インク職人『夜鶯(ナイチンゲール)』として生き始めた彼女の才能は、隣国の王子に見出される。
時を同じくして、彼女の手柄を盗んだ義妹と元婚約者は、偽物のインクで栄華を極めていた。
だが、インクの真価が問われる国家の調印式で、彼らの嘘は剥がれ落ちていく。
「君は愛するに値しない」と婚約破棄してきた公爵子息へ。私が調合した国宝のインクがないと隣国との条約が破綻するそうですが、今さら後悔しても知りません。
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