ブスブタブサイクの私は愛されなくても構いません

サークル商会の娘ナオミはブスでブタでブサイクだったため、お見合いも拒否される始末だった。だから結婚などとうに諦め、商売の道で生きていこうと考えていたのだ。ところがトレイワーヴァス公爵家の嫡男ブライアンとの縁談が舞い込んだ。ブライアンは儚げな貴公子として名を馳せるモテ令息であったし、大体身分も違う。要するに斜陽の公爵家を立て直すという思惑だった。ナオミは決意した。ろくに喋ってもくれないブライアン様は勝手に愛人でも囲ってりゃいい。ナオミの手腕に期待してくれた公爵様の悲願を果すため、必ず公爵家を蘇らせると。しかしブライアンは単にシャイなだけだった。

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