復縁の条件なんてありません。

 ミレイユは約束の時間になってもやってこない婚約者のアルベリクにしびれを切らして私室に向かった。

 扉を開けるとそこには乱れた男女の姿があり『返事がない時点で察せよ』と冷たく彼は言った。

 しかし、ミレイユは相手を見て危険を感じ説得を試みた。

 けれども話を聞かず、さらに過干渉で常に怒っているミレイユと浮気相手だったら浮気相手を選ぶと言われて、今までの自分の献身に意味などなかったことを思い知った。

 そして婚約を破棄すると彼はミレイユが懸念していた通り、悲惨な未来を進み始める。

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