ぼんやり令嬢は浮気されても我慢する

ペネロピー・サッチ男爵令嬢はロバート・クレイトン子爵令息との婚約が成立した時、とても嬉しかった。ロバートは大層な美男子だったから。しかしロバートは納得していなかったのだ。互いの家同士の思惑があったことは理解できても、ペネロピーは特に優れたところのない、パッとしない令嬢だったから。ロバートはモテるため、好き勝手やっていればサッチ男爵家の方から婚約解消を申し出てくるだろうと考えた。しかし見かねたドミニク・ウィーラン子爵令息がロバートに注意した。

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