侯爵令嬢セリーナは不治の病に罹り、それを理由に初恋相手である婚約者から婚約を破棄されてしまう。
ここは巨龍の脅威に脅かされた国。セリーナが罹った病は巨龍を殺さない限り決して癒える事の無いものだった。
初恋の相手に振られ、病に侵されている自分の運命を嘆くセリーナであったが、そこへ辺境伯家の次男レスターが現れる。
上位貴族でありながらやや俗っぽい振る舞いをするレスターの明るさに惹かれたセリーナは残された時間を彼と過ごすことに。
やがて婚約し、恋人同士となったセリーナとレスターだったが、幸せな時間は長くは続かず、セリーナの命が尽き始める。
そんなある日。
「病が治ったら、結婚しよう」
朧げな意識の中でレスターはそう誓い――セリーナの傍を去っていった。
それから暫く経った頃。セリーナの容態は急に回復して――?
これはどん底の人生に立たされた一人の令嬢が、目一杯笑えるようになるまでの物語。


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