助けてくれと、今更言われましても。

著者:千秋 颯

この世には『聖女』と呼ばれる特別な力を持つ娘がいる。
養子としてエンベリー伯爵家に引き取られたシンシアの義妹、ジェマもそうだった。
そんなジェマや義母からのいじめに耐えながら生活していたシンシア。
彼女はやがて婚約を申し出たサミュエルと恋人となるが、彼の目的は聖女の力であり、人違いとして婚約者に選ばれたシンシアは冷たく当たられるようになる。

「シンシア・エンベリー! 貴様との婚約を破棄する!」
そしてある日、サミュエルはシンシアへ婚約破棄を命じ、彼はジェマと結ばれることになった。

それから数年後。
入学した学園で、シンシアは死にかけている男子生徒を見つける。
その時突然発現した聖女としての力により男子生徒――王太子ロイは命を救われる。
この出会いをきっかけにシンシアは王太子従きの聖女となり、家を出ることに成功した。

だがある日、幸せな生活を送っていたシンシアの耳に届いたのはエンベリー伯爵領の危機。
家族の為ではなく民の命を救う為、シンシアは聖女として、ロイと共にエンベリー伯爵領へ赴くのだった。

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