夫が出張だと言って毎週帰ってこないので調べたら隣町で別の家庭を築いていました〜週末婚の慰謝料と借金で身ぐるみ剥がしますのでその真実の愛とやらで頑張ってくださいね〜

著者:リーシャ

夫アーヴィンは眉を下げ、頬にキスをした。
彼は新興商会の副会頭。クレアは由緒ある伯爵家の娘で実家からの出資を受けて彼が商売を広げている形だ。
結婚して三年。週の半分以上家にいない。
事業拡大のためだと言われれば、出資者の娘として妻として応援するしかなかった。
「お仕事なら仕方ありません。お体に気をつけて」
「ああ。君という理解ある妻がいて世界一の幸せ者だ」
颯爽と馬車に乗り込んでいった背中を見送りながら、懐から興信所の報告書を取り出す。
「……ええ、本当に世界一の幸せ者ね。二つの家庭を持てるなんて」

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