笛吹き男に選ばれなかった私は

著者:Mel

この国では昔から、夜更けに響く笛の音を聞いた子どもが姿を消すという。
笛吹き男に選ばれた子は“幸せの国”へ招かれる――そんな噂が囁かれていた。
家事に追われる没落貴族の娘エリシアは、ずっとその笛を待っていた。
母は弟妹を甘やかし、父は祖母の面倒もエリシアに押し付ける。
借金のかたに嫁ぎ先は決められていて、学園を卒業することすら許されない。
「せめて、私を選んでほしい」
そう願ったある夜――ついに笛の音が彼女のもとへ届いた。

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