「申し訳ないのですが、あなたとは関係を持つことはできません。今宵だけでなく、一生涯」
そう告げたのは夫となるユリアン第五王子ではなく私のほうだった。
ローズフィールド伯爵家の令嬢アメリアは十歳の頃、父の病を治すために神にその身を捧げると誓約した。
そのため、アメリアは一生清い身でなければならないのだった。
本来であれば破断となる条件。
しかし、ユリアン王子は「そのことは知っていた」と答える。
王家とローズフィールド家の仲を取り持つ政略結婚。夜を共にすることがなくともその結婚には意味があるのだ。
「まだお互いに若い。ここは親の意思に従って、しばらくこのままの関係を続けないか?」
こうして三年間の期限をもって白い結婚生活をはじめることになったのだが――。
この後、白い結婚生活が長く続くとは思いもよらないのだった。
夫婦仲はずっと甘々、完全ハッピーエンドのお話しです!


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