ブランシュ王国の冬、聖女リリスが奇跡として冬に実る黄金の麦を披露し、喝采を浴びていた。しかし、それは公爵令嬢クラリス・ルミエールが長年の研究で生み出した科学の結晶――耐寒性ハイブリッド種と、高度な肥料の成果を盗み出したものだった。第一王子ヴィクトールは聖女リリスを妄信し、あろうことか功労者である婚約者クラリスに対し、『聖女への嫉妬』という謂れのない罪を着せ、婚約破棄と国外追放を宣告する。さらに王家は、彼女の全財産と革新的な『技術特許権』を強引に接収した。 「すべて置いていきますわ。それが私からのクリスマス・プレゼントです」 一切の未練を見せず、一冊の手帳を残して去ったクラリス。だが、彼女の技術を奪ったと狂喜する王族たちは知らなかった。彼女の技術には開発者本人にしか扱えない『自壊プログラム』と、土壌を死滅させる罠が仕掛けられていたことを。しがない作者からのプレゼント(クリスマスショートショート)ですが、受け取ってくださいませ。
聖女のあなたへ、悪役令嬢と断罪された私がラストクリスマスを贈りますわ
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