たまには普通の幸せがあってもいいでしょう?

著者:千秋 颯

フィリス・ネイピアは母が死んだ事をきっかけに伯爵の父によって物置小屋に幽閉された。
新しく迎えた妻子と幸せな日々を過ごす為である。

鎖に繋がれ、外に出る事を禁じられる生活を十年送って来たフィリス。
彼女の元へある日、新たな使用人を名乗るジェラルドという青年がやって来る。
気さくで、また自分を気に掛けてくれるジェラルドにフィリスは惹かれていく。

そんなある日。
ジェラルドはフィリスへコートとブーツを用意し、「さっさと行きましょう」と手を差し伸べる。

「行くって、どこへ?」

フィリスが問えば、ジェラルドは彼女の手を引きながら、

「『普通の幸せ』がある場所ですよ」

と笑った。

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