伯爵家令嬢リュシアは、婚約者が別の女性を選んだという噂を、本人不在のまま完成させられてしまう。
否定も弁明もせずに身を引いた彼女に向けられるのは、同情と「奪われた令嬢」という決めつけ。
だがリュシアは黙らない。
選ばれなかったから不幸、という構図そのものを拒み、曖昧な関係を押し付けられることを断ち切る。
「私は何も奪っていません。ただ、引き取りませんでした」
そう言い切った先で出会ったのは、同情も代弁もせず、彼女の言葉を止めない男性。
“可哀想な役”を降りた令嬢が、自分で選ぶ恋と立場を掴み取る、痛快逆転ラブストーリー。


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