もう頑張るのはやめました。
前世で過労死した私は二度目の人生で誓った。
誰よりも長く快適に眠るのだと。
けれど睡眠を愛する態度は怠惰だと断罪され婚約破棄されてしまう。
追放された先で出会ったのは長年の不眠に苦しみ狂犬と恐れられる隣国の皇帝だった。
触れるだけで斬られる殺気の中、私の膝枕だけが彼に安らぎを与える。
俺のそばで寝ていろ。望むものは全てやる。
ただ寝ていたいだけの私と私がいなければ眠れない皇帝。
利害の一致から始まった添い寝生活は、やがてブラックな帝国をホワイト化し戦争すらも夢の中へ誘っていく。
世界一ぐうたらな令嬢は、安眠の地を手に入れられるのか。


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