ハイデマリーは、婚約者レオンハルトの領地へとやってきたが、彼はハイデマリーを戦争を利用して貴族になりあがった図太い平民と罵った。
たしかにハイデマリーの家系は歴史の浅い新参貴族だ。
しかし同時に大きな武力を持つグレイディ公爵家と血縁つながりもある。
レオンハルトたちはそのグレイディ公爵家の守護を欲してハイデマリーと婚約した。だからこそ彼らは公爵子息には丁寧に対応するが、それは無駄だ。
なんせ、レオンハルトたちを『グレイディ公爵家が手を組むべき相手か見極める』ことこそハイデマリーの仕事なのだから。
ハイデマリーはすでに彼らに『不適格』の烙印を押していた。


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